
理事長の潮凪洋介です。
キャッシュフローは酸素である——
酸素がなくなれば、生きることができない。
お金は酸素。
お金がなくなれば、心配事が増えるだけでなく、健康も害し、夢見る力も、感動する健康な体も、安心して眠りにつく心も、あるいは命さえも失ってしまう。
先祖びとは、何よりもまず先に、食料を確保することを優先していました。
私たちの記憶のなかには「飢えること」への恐怖が刻まれています。
恐怖の記憶は、DNAのなかに残り代々継承されることが、専門家たちの研究によってもあきらかになっています。
十分にお金が稼げない——
私にも苦い経験があります。
32歳(2002年)で、会社を辞めて個人事業主をスタートしたが、最初のうちは「せっかくだから好きな仕事をしよう」と自分を解き放ち、大規模なイベントの打ち合わせや、海外の有名俳優をキャラクターにした携帯サイトの有料コンテンツの仕事を「レベニューシェア(成功報酬を分配するビジネス形態)」でおこなっていた。
成功するかどうかはわからない。
成功したとしてもお金が入るのは、ずっと先。
その他に、恋愛エッセイストとしてオールアバウトというメディアで連載デビューし、将来は、著者や出版プロデューサーとしても成功したいという夢も描き揚々としていました。
しかし、なかなか目前のお金が入らず、家計は毎月赤字になってゆきました。
貯金はカード借金に変わり、2歳と0歳の子供と5000万円の住宅ローンを抱え、家計は次第に困窮していきました。
そして私は、夢がいっぱいに詰まった仕事をメインにすることはできなくなってしまったのです。
夢の宿った仕事では食えないし、万策尽き、もっと頑張ろうと思う気持ちも消えかけてしまいました。
それでも諦めの悪い私は「生きることを楽しむみんなが、ワクワクするイベント系の活動」を、仕事ではなく、時間を決めて、楽しみとして続けました。
あくまでも「生きることを楽しむためのボランティア的な社会活動」として、、、、
たしかに心は豊かになるが、お金はいっこうに入ってこない。
そこで私は、食べるために
「できる仕事」
「好きではないけれど比較的得意な仕事」
「お金になるならあらゆる仕事」
に身を投じることにしました。
子供たち、家族を飢えさせないため、家をとられて路頭に迷わないために・・・・
得意なことを選んだのです。
仕事にはしたくないけれど得意なこと・・・
それは、池袋の該当で女性に声をかけて、その場で写真を撮り、雑誌の掲載許可をとるもの。
マイナーな怪しい雑誌だったので、普通にスカウトしてもなかなか協力してくれる女性が見つからない。
しかし、僕には、街で声をかけで女性を説得するという、他の編集者やライターができない特技がありました。
この仕事では、お陰様でとても良い報酬を貰えました。
出来高で1日7万円を稼いだことも!!
そのときの僕は「家族を飢えさせてはいけない」という本能で動き、まるで狩りに出た獣そのものでした。
自分らしくとか、夢を叶えることを諦めたわけではないが、気持ちを込めて考える時間も、心の余裕もなかった。
まずは“生き延びる”ことを重視したのです。
もしあなたが今、食えていないなら、まずは手遅れになる前に「食うため」に自分の力で一生懸命頑張ることです。
継続的に衣食住を確保するために、サバイバルする方法を知恵を絞って考え、そして行動してほしい。
その間は一時的に夢が見れなくても、たとえ気持ちを殺してでも命をつなぐことを優先するしかないのです。
不思議なもので、この時私は
「今、自分は家族を食わすために、死に者狂いで頑張っている。
そして体を張って、なんとかギリギリ食わしている」
そんなプライドのようなものを抱き、それを心地よく思っていました。
会社員のときにはなかったプライドです。
命をつなぐために体を張った獣時代、有史以前のDNAの記憶が満足していたのかもしれません。
アソビジネスは食える土台があってこそ!
そのことを覚えておいてほしいです。
だから、会社を容易にやめてはいけないのです。

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