日本人は若者も年寄も皆、「やらなければならないこと」に縛られている。
「やりたいこと」
「たのしいこと」
「充実感を感じられること」
「生きてるなあと感じられること」
「楽しいこと」に向き合う時間が驚くほど少ない国ーーーこれが今の日本である。
ブータンなど「幸福度指数が高い国」と対照的な
「生きることを愉しむことを忘れた国」。
もちろん「やる気と楽しみに満ちた充実時間」を十分に持つ人だっている。
しかしそんな人は全体比率からすると「例外枠」である。
「生きることが楽しくない」「心からの笑顔を忘れた人々」のオンパレード。
もちろん「やりたくないこと」でも責任をもってこなすことも時には必要である。
しかしこそれ「しか」ない人生というのは寂しく苦しい。
はっきり言おう。
「やらなければならないこと」ばかりに心が占拠された人は、そのうち「やらなければならないこと」以外を考える能力がなくなってしまう。
“愉しむことも夢見ることもできなくなってしまう”。
本当の楽しさ、うれしさ、自分らしさが判別できなくなり“抜け殻”のような「脳ミソ」で息をする。
果ては愚痴をこぼしながら「不完全燃焼の人生」を恨み、最後の日を迎えるーーーー病気や事故でそうなってしまうのではない、健康なのにそうなってしまうのだ。
“自分らしく輝く人生のシーン”がほんの1シーンすら存在しない。
そんな人生をあなたはよしとするだろうか?
NO!だとしても手を打たなければ同じことだ。
方向修正するなら今しかない。
あなたにいま必要なのはAnother Paradise(もうひとつの楽園)だ。
いますぐ仕事、遊び、恋愛、趣味、スポーツ、将来の夢を語る場所が必要だ。
200%脳が「快」になる「楽園」を持つこと。そしてその中で「自分らしさ」をとことん追求すること。
そんなライフスタイルを取り入れることである。
もう・・・
心折れたまま「いい人」になりすまし、「冷めたフリ」して、会社と家の往復をしている場合ではない。
生きてゆくためにお金を稼がないといけない。だから今のまま続けたほうがいい。
納得いかなかろうが、辛かろうが今の仕事を続けながら
Another Paradise(もうひとつの楽園)
を心に抱き、実際に創造する。
心も二重構造、生活も二重構造になる。
しかしそれでいい。
それだけであなたの人生は“生気に満ちたもの”へと移行しはじめる。
そしていつかAnother Paradiseがあなたに運命の生き方を教えてくれる日がやってくる。
かつての私がこの道を示されたように。
Another Paradise
「自分らしさ追求」に傾倒した「超積極的現実逃避」活動。
これこそがあなたの未来を切り開く最後の切り札となる。
「自分らしさ」に満ちた人生があなたにも必ず訪れる。
20代の頃、会社員時代の僕はいつも上司に叱られてばかりだった。
「おまえみたいな奴はどこに転職したって使い物にならないんだよ」
「うちの会社でだめな奴がほかで通用するはずがないんだよ」
いつもそんな言葉を浴びせかけられていた。
上司の飲みの誘いを断るたびに
「社会人になったら会社に徹するんだよ、自分の世界を会社外に作っちゃだめだよ」
と注意されたがそれでも僕は上司を振り切って街に飛び出していた。
「こら!逃げるな」
残業を断って逃亡した翌日は“朝一説教”が待っていた。
私は「ここではないどこかを求めながら、具体的な結果も出せず、空回りを繰り返す社会不適合な青年」だった。
会社外での「自分探し」「自分づくり」に没頭し「夢の途中」の時期を過ごしていた。
その状況は今本書を手に取っているあなたと変わらない。
少々行動に過激なところはあったが、
ただ純粋に「自分らしく輝く人生」を探していた。
1つだけ違いがあるとすれば強烈なAnother Paradiseを現実に保持していた点である。
当時の僕は「本当に自分らしい生き方」を探すことを本気のライフワークとしていた。
正直に言うと、単純に仕事が愛せなかったし、会社が好きになれなかった。
仕事が大好きなフリなどできなかったし、24時間を捧げようとも思えなかった。
会社から文句を言われようと、白い目で見られようと
規定外の仕事や人間関係をいっさいを放棄し、
その時間を「自分らしい人生」を追求する時間にあてていた。
「粗大ゴミ」「社会不適合者」「不良社員」とも呼ばれてもそのスタンスは決して変えなかった。
解雇されても死ぬ訳でもないし、拷問を受ける訳でもない。
家賃が払えなくならないようにすればよかった。
とにかく自分らしさを取り返すためおおいに遊び、友情を育み、恋をし、夢を語り、興味のある仕事体験を通じて完全燃焼し、
Another Pradaiseを社外に築いていた。
その象徴でもあるセカンドシェアハウスを東京の南麻布に設け、管理人としてそこに居住していた。
もちろん会社には内緒で、、である。
そこは夢の梁山泊だった。
自分らしい働き方とは何か?いつか飛び出す先とはどこか?
10年、僕は燃えながら、Another Pradaiseを心の支えに探し続けた。
そしてある日とうとう「自分らしい生き方・働き方」に出会うことができた。
いま私は執筆業をしながらイベントやコンテンツを企画する会社を運営している。
自由人生のお手伝いをするコンサルティングや、プロのエッセイストも養成する文章力養成塾も運営している。
この「軸」が定まったのが2002年のことである。
気づきをくれたのは、
高尚なビジネス書でも、かつての会社の先輩、同僚でも取引先でもなかった。
その道を示してくれたのはAnotherParadiseだった。
セカンドシェアハウスを持てと言っているのではない。
会社でも家でもないところに「別世界のパラダイス」を築くこと。
それが大切だ。
あなたの人生は単線すぎる。
夢、興味、友情、恋、笑いに満ちた理想郷。
安心して自分を解放し、熱くなりながら、大人になる場所が必要なのである。
2002年、人生を変える衝撃の気づきから10年以上が経過した。
僕は今「自分らしい」と思える活動で世の中に貢献し、お金を頂き、家族を養い、「自分らしさ」「自由」「夢」に満ちた人生を送っている。
死ぬまでのいっさいのスケジュールを自分自身で決めることもできる。
資格をとったわけでも、ビジネススクールで学んだわけでも、親コネを使った訳でも、宝くじを当てたわけでも、巨額の投資を得たわけでもない。
ただ超積極的現実逃避のなかで「愚直に徹底的に自分らしさ」を守り抜き、自分なりのAnotherParadiseをたくましく育てたからにすぎない。
そこで夢を真剣に語ったからにすぎない。
「自分らしさ」が“針の穴ほどに小さく縮まった夜”も、闇のなか、小さな穴に未来に続く糸を通し続け、手段を選ばずそこを押し広げてきた。
戦略もクソもない。
感情、情熱、爆発、衝動、叫びを燃料にした一歩一歩。
自由と夢、自分らしい風を感じることへのあこがれ感。
そしていつも心に咲き誇り僕を支えたAnotherParadiseのおかげである。
もし23歳の夏に上司の説教に従い「自分らしさ」を捨てていたなら?
日々を会社一色に染めていたなら?
僕はおそらく本当に「使い物にならない人」になっていたと思う。
“やらされ感を感じながら、仕方なく「他人の人生」を生きる「ただのいい人」”になっていた。
AnotherParadiseの中で本当の自分らしさを追求したからこそ、積極的に「現実逃避」をして
かたくなに自分らしさを守り、押し広げられた。
100%そうである。
「失いそうな自分らしさを取り戻したい!」
「自分らしい仕事とは?を探りあてたい!」
「好きなことで社会に貢献したい!」
「わくわく生きたい!」
「自由な心になりたい」
「人生にもうひとつのパラダイスを作りたい!」
「人生を完全燃焼していきたい!」
もしいまあなたがそのように感じているなら、僕はあなたを心から応援したい。
そして“今いるそこ”ではない、Another Paradiseへと連れてゆく。
僕の目の前に広がる景色はあなたに見えている世界とはおそらく全く違う。
それは海外に居るからとか、
セレブな場所に済んでいるからとか、
派手なメディアの世界に身を置くからではない。
あなたと僕の違いは「耳と耳の間」にあるの「ソフト」の違いである。
Another Paradise によって書き換えられたソフトが僕の視界に常識人とは違う景色を映し出しているのである。
僕には使命がある。
上司に胸ぐらをつかまれ、つかみかえし、取っ組み合い、会社を追い出されてまで“守ったもの”。
「自分らしさ」というものを馬鹿正直に守り抜き、人生に敷き詰め生きてきたこと、
その頑なまでの「生き方」が人生にいかに影響するのかを本書によって伝えなければいけない。
「自分を捨てないこと」
「自分らしさを追求すること」
「心の自由を追い求めること」
「積極的現実逃避をすること」
自分らしさ追求により広がる豊かな人生の存在
Another Paradiseを胸に抱くことの意義を伝える義務がある。
本書は「自分らしさ」を守りに守りぬいた「“大人になれない”開き直り社会不適合者」による現実逃避レシピである。
この現実逃避法はまずあなたを必ず「快」にする。
やがてそれが「創造」に代わり、社会を豊にする切り口を生み出しはじめる。
自分にしかできないやり方と出会うのだ。
やがては天職に通ずる道を発見する。
そのときのあなたはすでに「自分らしさの塊」だ。
こんな僕でもやれている。
だから勇気を持ってほしい。
夢を抱き戦ってほしい。
失いかけた自分らしさを取り戻し、明日に向かって羽ばたいてほしい。
Another Paradiseをいつもこころに、
自分らしさ100%で生きることを愉しんでほしい。
これを読んで心が少しでも踊ったあなたには見込みがある。
臆せずに「あの日あなたが失った自分らしさを取り戻す」エクササイズをはじめてみよう。
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